誰もが幸せになる教団へ

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明主様の御教えに導かれた
「教主中心の神業体制」の確立を

 去る九月二十七日に聖地職員会合が、また三十日には全国教会長会が熱海救世会館で開かれ、小林理事長は、人が幸福に導かれる真の神業体制の確立の大切さを訴えました。その内容を元に、今まで語ることができなかった真実をお伝えいたします。

 いづのめ教団執行部は、明主様の御教えに導かれながら、ご神意に適った「教主中心の神業体制の確立」をめざして歩んでまいりました。この基本理念は今後も堅持してまいります。
 各地の教会、浄霊センターでは、教主様のお言葉の学びが行われ、信仰の喜びにふれる信徒もいらっしゃいます。
 しかし教主様のお言葉を伝えるだけで終始する専従者に対し、「先生に身の周りの問題を話しても、『お委ねしなさい』『もう天国はできているんです』『すべては主神がされていることです』と言われた。もう相談する気にならない」「最近、先生が書類を読んだり、スマホばかりさわっていて、浄霊をしている姿をあまり見なくなった」などと厳しい声が寄せられているのも事実です。
 このことは大変な問題であり、改めていくべき課題です。

明主様の御心が源

 私たちは明主様とご縁をいただいて信徒としての歩みを許されています。
 明主様は、この世界から病気・貧乏・争いをなくし、一人でも多くの人に幸せをもたらす理想的な社会の建設をめざして、世界救世教を立教されました。
 大きな理想を打ち立てられた明主様ですが、一方でご自分で各部屋に庭で切った花を活けられたり、奉仕者一人ひとりの様子にまで気を配られました。体調が悪そうな人には、「顔色が悪いけど、どうか」と声をかけ、話を聞き、浄霊を取り次がれることを毎日されていました。
 明主様の、人の心を大切にするきめ細やかな心遣いは、弟子にも伝えられ、浄霊の実践を通して、奇蹟とともに喜びの輪となって拡がっていきました。
 私たちが今、生きているのは、明主様が私たちを慈しむ大きな御心によるものではないでしょうか?
 明主様は、「私の最大目標である地上天国とは、この私の心が共通し拡大されることと思っている」と御教えくださいました。
 教団では、こうした世界救世教としての救いの本質を改めて見つめ直すとともに、前述のような厳しい声に真摯に耳を傾け、「会う、聞く、浄霊する」の営みを力強く進めてまいります。(特報111号より)