「明るく、開かれた教団を願って」 小林理事長(その1)
- 2017.11.01
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真実をお伝えします
理事長 小林 昌義
皆さんにお話する機会をいただけたことを大神様、明主様に感謝申し上げます。さらにいろいろご心配をかけていますことをお詫び申し上げます。
二月四日以降、十分な説明もないまま、祭典のあり方が変わったり、資格検定の筆記試験の内容が変わったり、それまで正しいと思われてきた業務のあり方が変わったり、現場から聞こえてくる話にも、きな臭さを感じたり、戸惑っていらっしゃる人も多いと思います。私も随分、長い間沈黙を守ってきましたので、どこからどうお話をしたらよいのか判りませんが、様々な問題の解決に向けて、現状に至る経緯を、私の心情を織り込みながらお話します。
いづのめ教団は、教団浄化以来、「教主中心」を掲げてきていますが、「教主中心の神業体制の確立」は道半ばであり、これを構築していこうという段階にあります。そんな中で、教主様といづのめ教団との関わりにおいて、重大な問題が発生したということです。
それにふれる前に、私たちが志すべき「明主様中心の信仰の培い」と「教主中心の神業体制の確立」を混同することなく、同時にその二つを確実なものにしていくために、その受け止め方のポイントをお伝えさせていただきたいと思います。
「教主中心の神業体制確立」とは
「明主様中心」が大前提。指導者は明主様
ご承知のように、明主様は、「指導者は私一人だけだ」と断言されました。私たちが、明主様の信徒であるかぎり、明主様以外の指導者は存在しません。そのお立場は、誰一人として取って代わることができない絶対のお立場です。明主様は救いの御教えを示される側であり、私たちは、それをいただく側です。明主様を救い主と仰ぐ私たちにとって、「明主様中心の信仰」こそが、正しい信仰です。それは、いつの時代、どんな状況下においても、持ち続けなければならない信仰です。「教主中心の神業体制確立」という、いづのめ教団の願いも、それを踏まえた上でのことです。
三代様は、「教主中心の信仰ではない。教主の座こそが大切だ」という主旨のお話を繰り返され、「教主中心の神業体制の確立」の願いを強く訴えられました。「教主の座」とは、空に漂う雲のように、風によって流される不安定なものであってはなりません。
三代様が「教主の座」と言われた意図は、教主様を信仰の対象とすることではなく、明主様中心の信仰を進めるものとしてお話になったものと思います。私たちは、「明主様中心の信仰の培い」を基本として、「教主中心の神業体制確立」に邁進していきたいと心から願っています。
社会の誤解を招かない教団運営が急務
宗教法人は社会的存在でもあります。複雑化する現代社会において、教団に対する目は年々厳しくなっています。例えば、教学的な解釈を打ち出すにしても、明主様の御教えに適うべきは当然のことですが、教団内はもちろん、社会から矛盾を指摘されたり、誤解を招いたりすることがないように、様々な角度から徹底的に吟味されなければなりません。
ただ、どのように有能な人材であれ、一人の力には限界があります。衆知を結集して取り組まなければならない課題です。教団の中にしっかりとした輔弼機関が必要ですが、いまもってそれがありません。教学の他にも、検討を重ねなければならない課題が山積しています。そうした課題解決に向けて、多面的な取り組みがなされてこそ、「教主中心の神業体制確立」が許されていきます。
御教えが私たちを導く
私たち信徒が、専従者が、ある事柄に関して、どう受け止め、どう対処すべきかを考える際に、明主様の御教えに照らして答えを求めていくという姿勢が大切だと思います。最近、関心の的になっている「生まれ変わり」があるかないかという問題にしても、明主様の御教えを抜きにした議論は、混乱と誤解を助長するだけです。しかし、白紙になって明主様の御教えを熟読させていただけば、自ずと明らかになります。
明主様は、御教えの原稿を、多いときには二十回以上も推敲され、これ以上平易な説き方はないというところまで心を砕かれました。さらに側近奉仕者に読ませて、「こういう表現で信者はわかるだろうか」と意見を求められました。明主様は、「浄化がきつくなってきたから、どんなに忙しくても、一日に三十分は読め」「御神書の拝読を疎かにするものは力がだんだん減る」と注意され、「できるだけ御神書を読むことで、読めば読むほど信仰が深くなり、魂が磨ける」と仰いました。私たち一人ひとりが、御教えを拝読し、実践を心がけ、いただいた証に感謝しながら、この営みを継続することを、明主様は今、強く願っていらっしゃるはずです。
皆さんには、意のあるところを酌み取っていただき、「明主様中心の信仰の培い」と「教主中心の神業体制確立」に邁進していただきたいと思います。(特報111号より。その2に続く)
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