地上天国建設セミナー 原点に帰り、人救いの道の歩みを(その2)
- 2018.09.01
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信徒の合議で運営 山口教会
山口教会では、元教会長が本部からの情報を一切シャットアウトし、偏った情報だけを信徒に伝えていた。五月ごろには教会内は元教会長の発言を信じる人が多数派を占めていた。
そんな中、信徒のNさんたちは、「明主様に学ぶ会」を立ち上げ、毎週、御教えを拝読したり、御教えと岡田陽一氏の言葉の違いを資料を通して学び合ったりした。
六月の月次祭は、教区長と本部職員が来て行われた。御神前は離脱派の信徒であふれ、教区長挨拶の冒頭に、代表者による質問があった。教区長や本部職員が一つひとつ丁寧に説明すると、信徒の中には、真実を耳にして驚く人も多く、「教団混乱の実状が理解できた」と言う声も聞かれた。
元教会長たちにとって不都合な事実がどんどん明らかにされたためか、地上天国祭後、元教会長や支持する信徒約二〇〇世帯は、ピタッと教会に来なくなった。その後、教区長が教会長を兼務し、信徒のFさんが副教会長、中村さんをはじめ信徒六人がセンター長となり、合議で拠点を運営していくことが決まった。
教会では、「明主様に学ぶ会」を継続するとともに、各布教拠点を周っている講師らによる教団状況説明会も行い、その度に一人またひとりと、〝明主様に求める信仰を続けたい〟と教会に戻ってくる人も許されている。
男子信徒たちは、毎朝、お日供、お花の用意を続けたり、週三日、十五時から十九時まで浄霊奉仕に来たりと頼もしい働きをしてくれている。
鹿児島浄霊センターから提供された御祈願カードの取り組みも開始し、人の幸せを願う営みも許されている。
山口教会は現在信徒世帯数約七十世帯となり、元の世帯数と比べると三分の一弱になったが、信徒である副教会長やセンター長たちは希望に燃えて日々活動している。
一人ひとりの向上が鍵
司会者より、離脱派の人たちが出ていった拠点では、しばしば、残った信徒の間で意見衝突や、人間関係の問題が発生している現状が指摘された。
パネリストの鎌倉教会の松田妙子先生は、「一人ひとりの心が浄まっていない。そこで浄まれば絶対に争いはない。自分のレベルを高くすること」と喝破し、そのためには信仰の師が必要であることを訴えた。
鈴木栄子成増教会長は、一人ひとりが浄まることの大切さを繰り返すとともに、「相手が間違っていても否定せずに受け入れ、明主様を求めていく中で自らが至らなかったことを気づかせていただけるような、教会の霊界を許されていきたい」と語った。(新生433号より)
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