「JAPANミチナリ イエスキリスト教会 父の家」からホーリーネームをもらっていた岡田陽一氏父子

「JAPANミチナリ イエスキリスト教会 父の家」からホーリーネームをもらっていた岡田陽一氏父子

昨年二月四日、教主であった岡田陽一氏の立春祭における爆弾発言以来、いづのめ教団は、明主様御昇天以来の未曾有の危機を迎えています。教主中心の神業体制の確立をめざしてきたいづのめ教団がなぜ、このような事態に陥ってしまったのでしょうか。その背景には、誰も予想できなかった驚愕の事実があったのです。

陽一氏のメールに驚愕の事実

岡田陽一氏は宗家会議(宗家、相談役、役員会)の決定によって平成十年に教主に推戴されました。
しかし平成三十年六月二十二日、世界救世教役員会は岡田陽一氏の反明主様的な行動(平成二十五年三代様、渡辺前理事長逝去後、自分の考えを先鋭化、教義を否定、教団人事に介入、職員へのパワハラ、離脱教団の行事に出席するなど)の責任を同氏に問い、推戴の取り消しを行いました。

都内の喫茶店にて
都内の喫茶店で、M 氏から教えを恭しく拝聴する岡田陽一氏と夫人。その様子は宗教的儀式のようにも見える

その後、陽一氏が公務で使用していたメールデータが見つかり、その中に驚くべき内容が隠されていたのです。その一つは平成十七年当時、オーストラリアに留学していた陽一氏の次男真明氏とのメールのやりとりです。

岡田陽一氏と真明氏のメール
岡田陽一氏と真明氏のメールの一例。公務で使用していたメールデータより

信徒への背任は十五年以上も前から

このメールから分かった主な内容は、

  1. 陽一氏が、他宗教グループにおいて、「任職あるもの」として活動していること
  2. 陽一氏、真明氏が、ホーリーネームを授けられていること
  3. 陽一氏らがグループの人物から教えを学び、救世教の祭典などで伝えてきたこと

でした。
しかもこれらは遅くとも平成十五(二〇〇三)年には始まっていました。それは教主としていづのめ教団信徒に「お言葉」を伝え始めたころからなのです。
陽一氏、真明氏は、それぞれ「平 道成 陽一」「普 道成 真明」というホーリーネームを持っており、メール文中において、親子であるにもかかわらず、その名前で呼び合っていました。

授けられたホーリーネーム

※世界救世教いづのめ教団は、如何なる宗教団体に対しても、日本国憲法のもと公序良俗に反しない活動を行っている限り、その主体性を尊重するものです。当然のことながら、「JAPANミチナリ イエスキリスト教会 父の家」も、尊重に値すると受け止めています。
しかし教主であった岡田陽一氏と子息の真明氏は、それぞれの立場を利用して、明主様の思想に基づいているかのように見せかけて、その実は、特異なキリスト教的思想により教団を換骨奪胎し、教化しようとしていたことがわかります。

二人やまゆみ夫人は、「儀礼や説教の場」である「聖会」でM氏という人物から教えを受けていました。そこで伝えられたことは「始まりの天国に立ち返る」「吐く息、吸う息の還流」「最後の審判は終了」「ピリオドを打つ」などといった内容です。

 陽一氏は、祭典の「お言葉」でこれらを全信徒に伝え続けてきました。多くのいづのめ教団の信徒は、陽一氏が明主様から賜ったメッセージであると受け止め、「お言葉は難しい」「意味が分からない」と言いながらも、〝これが明主様に求めるあり方だ〟と信じ、「お言葉」の学びと実践を続けてきたのです。

実際の指導体制

実際の指導体制

信徒大会の色紙の恐怖メッセージ

平成二十六~二十八年にかけて陽一氏が、夫人、真明氏を伴い、全国の信徒に会い、教導を行う信徒大会が教区ごとに開催されました。
これに先立つ平成二十四年、渡辺前理事長は陽一氏の言動に苦悩していました。「お言葉」が明主様の御教えからどんどん離れていること、機関誌やビデオなどの内容の変更指示、「あなたたちは教主中心なのでしょう」と自らの意向に従うべきと迫る、有無を言わせない態度に、ほとほと困り果てていました。陽一氏を立てながらも教団の行く末に危機感を抱いていたのです。

陽一氏を前面に押し出して信徒を喜ばせてきた教区長たちは「早くわが教区でも信徒大会を開いてほしい」と渡辺理事長に懇願し続けていました。
渡辺理事長は「発展が許されたところから教主様に行っていただこう」と歯止めをかけようとしましたが、陽一氏は「それなら私が行く意味がないじゃないですか。私が行くから発展するんです」と渡辺理事長の発言を押し切り、全国で信徒大会が行われました。

 陽一氏は各教区ごとに異なる漢字一文字の、自分の書いた色紙を授けました。当時の教区長たちはありがたがって色紙を拝受し、歓喜の表情を浮かべました。
しかし、この文字には恐るべきメッセージが隠されていたのです。

結実息道成 東日本教区信徒大会より

東日本教区信徒大会中、岡田陽一氏が各教区に下付した色紙を紹介している様子( 平成28 年11 月11 日撮影、於:大宮教会) 下付された逆の順番に文字をならべると「結実息道成」となり、キリスト教的色彩の極めて濃い指導内容が結実するという意図が五枚の色紙に込められていると考えられます(「岡田陽一氏の色紙が意味するもの」参照)。

下付された順を逆に読むと

結実息道成

「息」
聖書によれば、「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった」と記されている。

「道成」
中国語の「道成肉身」は、英語では「Incarnation」、日本語では「受肉」を意味する。これは、神の子たるキリストが、人類の救済のためにイエスという人の肉体をまとって出現したとするキリスト教の根本教義で、「ヨハネによる福音書」1章1節「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」、同14節「そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った」に由来する。

陽一氏の言動はさらに先鋭化し、全国での信徒大会が終了した三か月後、立春祭の爆弾発言として信徒の目にも触れることになるのです。

教団を別の教団に変貌させることを志向

宗教学者の鎌田東二先生は、陽一氏が起こした行動について次のような見解を示しておられます。
岡田陽一氏は、『イエス・キリストの学び、聖書の学び』の範疇を遙かに超えて、世界救世教の『教主』として推戴されていたにもかかわらず、岡田茂吉教祖(開祖)が示した教義とは全く異なるキリスト教グノーシス主義の思想内容を持つ秘儀的グループの宗教思想とミッションに則り、基づきながら、そのことを世界救世教教団内では隠したまま子息の岡田真明氏と共に世界救世教信徒をこれまでの世界救世教の信仰や思想とは異なる特異な思想に教導し、自己に与えられた特異で特別なミッションを遂行するために、かつて被包括宗教団体であった主之光教団ならびにいづのめ教団一部役職員を教化し、引き入れ、世界救世教教団の思想改造と方向転換を図り、教団を別の教団に変貌させることを志向していたと総括できると考えます」。

〝お叱り〟を〝御光〟に

様々な経緯を通じて明らかになった驚愕の事実は、神の意志によるものと思わざるをえません。
明主様の子孫が本教とは異なる教えを熱心に学び、伝え、世界中の信徒が大きな影響を受けましたが、これは明主様から私たちへの〝お叱り〟ではないでしょうか。
陽一氏の「お言葉」の学びと実践にばかり目を向け、結果的に「真理の具現」であるはずの御教えを軽視したことには、猛省が求められます。
一方で、命をかけて明主様を求め続けてきた先達の先生たちは、「明主様の〝お叱り〟は〝御光〟だ」と言いました。私たちは〝お叱り〟を深く受け止め、御教えを研鑽し、御光をいただき、広めていくことにさらなる努力をしていくことが、この未曾有の状況を浄化たらしめることになるのではないでしょうか。

(特報112号より)