「明るく、開かれた教団を願って」 小林理事長(その2)

「明るく、開かれた教団を願って」 小林理事長(その2)

教主様服従の役員が暴走し教団運営が大混乱

(その1より)しかし、今は、教主中心の神業体制ではなく、教主中心の信仰に傾こうとしています。教主様の言われることを何でも聞いて実行する、信仰的指導だけじゃなく、運営に関わるあらゆることを、具体的にご指示いただいて実行しているのが現状です。白澤役員をはじめとする「私ども執行部は」と自称する執行部は、教主様のご指示のもと、教団の規則、役員会のルールを無視し、様々な重要な事案を役員会にかけることもなく、強引に実施し、機密情報を自分たちの都合で漏洩し、私の批判につなげるような行動をとっています。

「どっちにつくのか?」と職員に迫る幹部

 私は、正しく教主様を奉戴し、明主様の願われる人類救済と地上天国建設の聖業に、専従者と信徒が一丸になって、喜びの中で邁進できる組織運営と布教を進めたいと心より願っているのです。今はどうですか。幹部が部下に、教主様につくのか、理事長につくのかと迫ったり、一方的な情報を信者さんに流して、反理事長勢力の拡大や反教主のレッテル貼りに努めたり、とても天国的状況とは言えない争いの霊界が生まれています。

 この状態が生まれてしまったことが、私が沈黙せざるを得なくなった理由です。ここで、私が何か話せば、組織は混乱をきたし、社会の方々にも迷惑をかけてしまう。教団に亀裂を生みたくないというのが、その時の私の心情でした。しかし、今は、そういう状況ではないという思いに至りました。

二月四日以降の出来事

 今年の二月四日の立春祭における教主様のご発言以降さまざまなことが起きました。

 当日には、急遽教会長会を開き、私と中居相談役、前田役員がそこに至る経緯をお話しました。しかし、真相を語る機会はその後なくなりました。二月二十日に前田役員が、大動脈解離の浄化で倒れ、四月二十六日には橘役員が脳出血で入院しました。

教主様と一部の役員が用意したお詫び原稿

 五月度月次祭では、信徒の皆さんにご心配をおかけしたことを申し訳なく心よりお詫びいたしました。しかしその原稿は、白澤役員が教主様と相談した上で作られ、すでに用意されていました。さらに、教区長たちから、信者さんは六月の地上天国祭への教主様のお出ましを願っているのだからという強い主張と、信者さんたちを混乱させてはいけない、そういう思いから、そのまま、一言半句換えずにお伝えしました。

 それについて、最近「小林理事長は、その内容を撤回するのですか」と、白澤役員たちは言うのですが、皆さんはこれを聞いておかしいと思いませんか。信者さんの前で、自分たちが作った原稿を読ませておいて、「理事長はこうおっしゃったじゃないですか」と迫ってくる。おかしなロジックですね。しかし、言っておきたいことは、本当に正しく教主様を奉戴できる体制を整えていきたいという思いは、何も変わりません。

「抜本的な見直し」によりあらゆる面に変更開始

 その後、白澤、川谷役員から「教主様との信頼回復」「緊急事態」という言葉が頻繁に出るようになって、再びもとのように、教主様のご指示に従い、様々な業務の抜本的な見直しが進められました。

 六月十四日前田役員が帰幽し、地上天国祭において、教主様は、「私と思いを共にする白澤事務長、川谷教務部長を始めとする役員と教区長が進める見直しを支持し応援する」旨を仰せになりました。そして、七月、八月の祭典では、教主様のご指示のもと、私が玉串奉奠と浄霊を、白澤役員が挨拶を行い、九月には白澤役員が、玉串奉奠も浄霊も、挨拶も行いました。

お言葉に全て従っても「反教主」にされる

 この約八か月間にいろいろなことがありました。教主様からは、執行部に向けて「執行部が私の意向を無視したことはいづのめ教団の存続に関わる危機的状況である」とか、「面従腹背の姿勢をより強めている」、「春季大祭の理事長挨拶は私の言葉を否定している」などのメッセージが届けられました。私は、そうしたメッセージや、白澤役員を通して伝えられる教主様からの具体的なご指示を受けて、実行してきました。それは、いつか教主様とお話ができる機会が許されることを、静かに心の底より願っていたからです。

 その一方で、白澤、川谷役員をはじめ教区長たちは、教主様のご指示のもと、私が沈黙を守っていることをいいことに、私への批判の声を強め、教会長、浄霊センター長へ、そして信者さんにまで、「小林は『教主様のお言葉は明主様の教えと違う』と言っている」「小林は反教主である」などと言って「反教主」のレッテル貼りに努めていきました。

 また、教主様のご指示のもとに進められる見直しの中、出版物、資格検定、各種研修から、「明主様の存在」が消えていくことに、私は強い危機感を感じていきました。(特報111号より。その3に続く)